「どこか」に「もしも」に備えて、家の中の防災対策を見直しませんか。
地震大国・日本に住む私たち。震災を経験していても、時間が経過していくと意識が薄れてしまいます。命を守るため、ケガをしないように、室内を点検して、少しずつ対策しましょう。
まずは、家族が集うリビングダイニングと寝室を見直しましょう。
❚ 家具・食器棚
●背の高い家具は、家具転倒防止突っ張り棒やL型固定金具で固定、家具転倒防止板を挟む、家具と天井の間に段ボールを詰めて固定するなど様々な方法もあります。
天井や壁の強度によって取付けできないこともあります。コストやデザインなど住まいに合った方法を試してください。
●食器棚や和ダンスなど積み重ね家具は、上部と下部を金具で留める。
●食器棚の扉にキャビネットストッパーを取付けて食器の飛び出し防止を防ぐことに繋がり、棚に滑り止めシートを敷くと食器が安定します。また、シートを敷く際、長期間使用していない物は、思い切って処分して詰め込まないようにしましょう。
●家具の上に重い物・割れやすい物を置かない方が賢明です。
●重い物を低い位置に置くことで家具の重心を下げ、転倒のリスクが軽減します。
❚ 寝室
●家具は寝具と並行に配置することで、寝具の上に家具の転倒が防げ、安心して眠ることができます。
●明るさセンサ付きハンディホーム保安灯は、停電時は保安灯に、非常時は携帯電灯として、普段はナイトライトになり便利です。
●通路を塞がないようにドア付近に物を置かないようにしましょう。
❚ リビングダイニング
●デザイン性のあるペンダントライトが人気です。ペンダントライトどうしがぶつからないようにペンダント用衝突防止パーツを取り付けます。材質はシリコンが安全です。
●電化製品は、粘着固定マットなどで固定しましょう。
●クッションは落下物から頭を守り、スリッパは足元を守ります。
●室内ドアや玄関に、インテリアとして水槽や観葉植物など置いていませんか。通路を塞がないように置き場を工夫しましょう。
寒さも和らぎ穏やかな日差しに包まれるようになり、卒業を控えるお子さまや、転勤など、3月は旅立ちの季節になりますね。新生活を迎えるにあたって、家具の配置や、防災グッズを使って対策しましょう。離れて暮らしていても安心ですね。
家の中の被害を減らすには、必要な物だけ、シンプルな暮らしが大切だと感じました。
防災対策を全部しようとすると大変なので、ひとつでもできれば安全な住まいに近づいていきます。
年に一度の点検も合わせてできるといいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。